2020年2月1日土曜日

エステー 香りで花粉をガードしてくれる花粉バリアスティック

今回お試ししたのは、エステーのMoriLabo花粉バリアスティックです。
メーカーWebサイト→https://morilabo.st-c.co.jp
花粉を香りでガードするという新しい概念の製品です。
トドマツオイルが近づいてきた花粉にまとわりついて、アレルギー物質の働きを低減するという仕組みです。

林業関係者に花粉症が少ないという現象に気づき、商品開発を進めたそうです。

この製品に関する特許を読んでみたら、ヒノキの精油で窒素酸化物や硫黄酸化物も除去すると書かれています。花粉だけでなく、光化学スモッグにも効きそうです。

さて、使い方ですが、マスクの外側にリップクリームのようにひと塗りするだけです。
あとは、普通にマスクを使うだけです。
塗りかたは、サッとひと塗りくらいでちょうど良いです。


マスクを装着すると森の香りが広がります。
もう花粉が飛び始めているようですが、花のムズムズは起きませんでしたし、呼吸が楽になった感じもありました。
香りで防げるのであれば、顔との隙間から侵入する花粉にも効き目がありそうです。

香りが減っていくので、1日数回塗り直す必要がありそうですが、これで効くなら安い手間です。

使ってみて2点ほど気になった部分があります。
一つ目は香りのバリア。ちょっと目に来ます。
もう一つは、唇に塗ってしまいそうになる点です。リップスティックの形状をしている上、色までそっくりなので間違えそうになるという点は要注意です。

とはいえ、それらを凌駕して気に入った点があります。
北海道の間伐材を利用したという点です。

間伐材とは、森を手入れする上で間引いた木材のことです。
かつては余すことなく使っていたのですが、安い外国産の木材に押され、間伐はするものの利用先がなく森の中に放置されていました。
すると放置されることで、下草に光が届かず森が痛んでいき、残った木々にも悪い影響が出て、良質の木が作れないことから、手入れが進まずに荒れていくという悪循環に陥っています。

森林保護のためにはある程度の木を切らないと良い状態にはならないのです。
間伐材が利用されることで森の整備が進み、土壌が豊かになります。
そして森の水は海につながり、海の生物へ養分を注ぎます。

かつて私自身が森林資源の活用に関する新規事業を立ち上げようとしていたので、ついつい話がずれましたが、こういった商品が増えることは歓迎すべきことですね。
エステーのクリアフォレストの活動も参考になりますよ。Webサイトはこちら→https://clear-forest.st-c.co.jp/jp/index.html

今回のバリアスティックについて評価するなら、花粉の症状を和らげる花粉対策の新しいツールが出た。この言葉がぴったりです。
 

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