今回試したのは、株式会社MTGのe-3Xです。
これは、水道水の電気分解で除菌水を作る装置です。メーカーの説明によると(リンク)、残留塩素と電気分解によるファインバブルにより除菌効果のある水を作るというものです。
ファインバブルは、古くは魚や貝の養殖の水に使って生育をよくしたり、池や川に使うことで悪臭を防いでみたりと知る人ぞ知る技術です。最近は、洗濯機の濯ぎ水にファインバブル発生装置を組み込んで洗浄力を上げた製品を東芝が作ってみたりと市民権を獲得し始めたファインバブルですが、正直なところ、まだまだ一般的には馴染みがありません。
文科省の科学研究費助成事業報告書(科研費)にもあるように真面目に研究されている分野になっています。なので、他の何ちゃって技術とは一線を画しています。
ファインバブルが破裂する際に、強烈な酸化作用が発生するので除菌効果が生まれると言われています。さらに、ファインバブル内に入る気体の種類によって効果が変わってくるというのも不思議なところです。水素、酸素、窒素あたりがわかり始めているようで、特に酸素には除菌作用があるようです。
ここにきて、ファインバブルを使った除菌水生成装置です。水の電気分解で出る気体は酸素と水素。除菌できないはずがない。コロナ禍でタイミングもバッチリ。もう、私としては待ってました!とばかりに小躍りしてしまいました。
ボタンは作る水の量に合わせてシンプルに3つだけ。電気分解最中に青い光を出すなど演出もバッチリです。
おすすめは、ゴミ箱へのスプレー。生ゴミはもちろん、プラごみのゴミ箱でも臭いが移ってしまうことが多いのですが、これを吹きかけると悪臭がかなり抑えられる効果があります。何せ、ファインバブルの効用として昔から知られていた使い道の一つです。ですが、やはり玄人向けの製品感が否めませんし、効き目はゆっくりなので、ク◯ベリンなど他の過大広告と見做された商品群に紛れてしまう残念さがあります。そのような背景もあってか、当初出た時よりも格段に安く買えるようになっています。元々驚くような低コストで除菌水を作れていましたが、飲み会に1回行ったらお釣りが来るくらいの値段になっていますから、抜群のコスパになっています。メーカーには申し訳ないですが、残り物には福があるという状態です。
今のうちにゲットしておくことをお勧めできる商品です。
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