2025年11月16日日曜日

白鶴酒造 BlueMoon(瓶)

 今回試したのは、白鶴酒造が販売するBlue Moon(ブルームーン)です。

「Blue Moon(ブルームーン)」は国内では一時姿を消していた時期もあり、再登場に歓喜するファンも多いビールです。


買うなら瓶!

白鶴酒造が手がけるこのホワイトエールは、久しぶりに瓶で発売されたと聞き、迷わず手に取りました。封を外す瞬間の軽やかな音、王冠を外すという小さな儀式。その時点で、ただのビールではない特別な時間が始まる気がします。

グラスには注がず、そのまま瓶から飲むのが自分のスタイルです。手のひらに感じる冷たさが心地よく、口に含んだ瞬間の柔らかな泡立ちが印象的。ホワイトエール特有の優しい味わいに加えて、Blue Moonならではの独特な香りが広がります。オレンジピールの爽やかさと、わずかな甘みが絶妙に重なり、飲みやすさの中にも深い余韻があります。まるで、ゆっくりと夜に沈む月のように静かな存在感を放ちます。

このビールの魅力は、軽やかさだけで終わらないところにあります。最近は、軽くて便利な缶チューハイなどのライト系のお酒が主流ですが、しっかりとビールですし、瓶を手にして王冠を開けるという行為には、どこか古き良き“お作法”のような楽しみがあります。乾杯の時に瓶を軽く当て合う音も、美しく心に残るものです。小さな所作一つひとつが、飲む時間を大切にしているようで愛おしいのです。

ホワイトエールといえば、海外で親しまれるクラフトビールの代名詞でもあるが、このBlue Moonは日本の食卓にもよく合います。例えば、軽めのチーズや魚料理、和風のおつまみと合わせても違和感がありません。個性がありながら、押しつけがましくないのです。そんな親しみやすさが「飲みやすい」と感じる理由の一つかもしれません。

一方で、日本ではお酒を飲まない文化が少しずつ広がっていると感じています。健康志向や時代の流れもありますが、食卓からお酒が少しずつ姿を消していくのは、どこか寂しい気がします。ビールを通して語らう時間や、誰かと乾杯する喜びは、人と人をつなぐ大切な文化だったはず。だからこそ、こうしたクラシックなスタイルのビールが復活してくれたことに意味を感じます。

白鶴酒造が「Blue Moon」を再び日本で楽しめるようにしてくれたことに、改めて感謝。瓶という形で味わう特別な体験は、きっとこれからも多くの人に“飲む時間の豊かさ”を思い出させてくれるでしょう。便利さや効率だけでは語れない、手間を含めた魅力。それを象徴する一本が、この「Blue Moon」と言えます。

今夜もまた、月を眺めながら、静かに王冠を開けましょう。泡の音の向こうに、誰かとつながる温かい時間が流れているから。

味の素 アミノバイタル ami活(ライチ味)

 今回試したのはこちら「アミノバイタルami活」ゼリードリンク 朝のライチ味です。


参考価格はこちら

朝のライチ味というフレーズに惹かれ、手に取ってみました。アミノバイタルシリーズといえば、スポーツやトレーニングのサポート飲料として有名ですが、正直なところ味が少し独特で、飲みやすいとは言いにくい印象を持っていました。ところがこの「朝のライチ味」は、良い意味で期待を裏切ってくれます。

封を切って口に含んだ瞬間、まず感じたのは清涼感のあるやさしい甘さ。ライチ特有のほのかな香りが広がります。人工的な味が前に出ることもなく、トロッとしたゼリーがスッと喉を通ります。これまでのアミノバイタル系飲料にありがちな「栄養ドリンク感」や「薬のような風味」がほとんど感じられず、むしろデザート感覚で楽しめる仕上がりになっています。ライチ好きなので、多少差っ引いてもらうと良いかもしれませんが、ライチが好きな私としても納得して食せたました。

ゼリー飲料としての手軽さはやはり魅力的です。朝の忙しい時間帯や外出前、食事を取る余裕がないときでも、キャップを開けてそのまま摂れることはゼリー飲料ならではです。この手軽さに加え、一本飲み終えると適度な満足感があり、胃に重さを残さない点も好ましいです。ゼリー系はすぐにお腹が空いてしまう印象がありますが、腹持ちは他の商品とあまり変わらない印象です。経験的には食べてから2〜3時間ほど空腹感が抑えられます。むしろ、空腹感を和らげる程度しかないゼリー飲料ですが、これは飲んだ後にじわっと活力が湧いてくるような感覚があったのは不思議でした。もしかするとアミノ酸のおかげ?

パッケージデザインにも好印象を持ちました。淡い色合いに、優しいフォントと柔らかい曲線が使われており、朝の穏やかなイメージに合います。いかにも「頑張るための飲料」といった力強さではなく、「元気な一日を心地よく始めよう」というメッセージを感じます。

試しに家族にも勧めてみたところ、子供たちにも大好評でした。一般的に子供は健康ドリンクやスポーツ栄養ゼリーを好まないものですが、このライチ味は「おいしい」と飲み干していました。箱買いしたはずなのに、気がついたら数えるほどしか無いという状況に驚きました。天然果実のような香りと、甘すぎない味わいが子供にも受け入れやすいのだろうと思います。朝食をしっかり食べた上に摂っていました。

大人にとっても、朝のリズムを整える一本として重宝しそうです。特に食欲の出にくい朝や、外出前の慌ただしい時間帯に取り入れると便利。コーヒーやパンよりも軽く、でもしっかりとした満足感と集中力をもたらしてくれる。これが「ami活」というネーミングに込められた、アミノ酸で毎日の調子を整えるという意図なのかもしれない。余談ですが、BTSファンの妻からは、このネーミングは文句は言えないが、絶対狙っているよねとのこと。

正直、これまでアミノバイタルシリーズに“味”を求めることはありませんでした。しかし、この「朝のライチ味」はそのイメージを良い方向に変えてくれました。栄養補給だけでなく、美味しくて、気分まで前向きにしてくれる一品です。普段の朝に取り入れてみることで、少し元気なスタートが切れる仕上がりになっています。


2025年11月10日月曜日

味の素 パスタキューブ まろやか豆乳クリーム

 味の素「パスタキューブ まろやか豆乳クリーム」を試してみました。

新しい調味アイテムとして注目していたのですが、実際に使ってみるとその手軽さと味わいに驚かされました。使い方自体も変わっていて、具を炒めたフライパンにパスタと一緒に放り込んで、パスタが茹で上がる所定の時間煮るだけです。パスタに絡めるなんてこともなく、煮込んだらレストラン風のまろやかソースが完成します。忙しい日のランチにぴったりです。

豆乳ベースのまろやかさの中に、ほんのりとしたチーズのコクがあり、クリーミーなのに重たすぎない絶妙なバランスです。個人的には味の素の他の2つの味よりも、このまろやか豆乳クリームが一番気に入りました。優しい風味の中にコクがあり、毎日でも飽きない味わいです。

入れる具材を変えることでアレンジの幅も広がります。キャベツとベーコン、にんじんを具にしたパスタが手軽で良い感じでした。もっとも、具を入れなくても十分に美味しいので、正直なところ具はなんでも良い感じです。シンプルにパスタと絡めるだけで、完成された一皿になります。忙しいときや、洗い物を減らしたい夜にも重宝します。

また、意外と良かったのが、パスタ以外への応用です。素麺に使ってみたところ、和風の優しい味わいにクリーミーさを加える新鮮な感覚で、温かい素麺もアリ。さらに、鍋料理にも試してみたのですが、スープにこのキューブを入れるだけで一気に洋風のまろやか鍋になります。冬場には特におすすめです。

手軽さと味の満足度の高さには文句なしですが、少し気になった点もあります。それは溶けやすさ。やや溶けにくい印象があり、完全に溶かすには少し時間がかかります。例えるなら、キューブ型コンソメよりも幾分溶けにくい感じです。この点は使うシーンによっては小さなマイナス要素かもしれません。ただ、少し混ぜながら時間をかければきちんと溶けるので、致命的ではありません。

もうひとつ評価が分かれそうなのはチーズの香りです。私はこの香りがクリーム感を引き立ててくれると感じましたが、人によっては少し強く感じるかもしれません。特にチーズの風味が苦手な方には好みが分かれるポイントになりそうです。

とはいえ、総合的には非常に満足度の高いアイテムでした。調理が簡単で失敗しにくく、しっかり食事を楽しみたいときにも、軽く済ませたいときにも使える万能選手。味の素の「パスタキューブ まろやか豆乳クリーム」は、忙しい現代の食卓にぴったりな新しい定番調味料になると感じました。これからも調味料棚に常備しておきたい一品です。

2025年11月7日金曜日

春日井製菓 アデリアレトロこんぺいとう

 春日井製菓株式会社から発売された「アデリアレトロ」とのコラボこんぺいとうを試してみました。

レトロでどこか懐かしい瓶のデザインと、上品な色合いのこんぺいとうが組み合わさった、まさに“癒し系”の一品といえます。

この商品は、アデリアレトロ特有のガラス食器の絵柄をモチーフにしたパッケージが特徴です。花の模様や柔らかな色使いがなんとも愛らしく、手に取った瞬間から気分が華やぎます。見た目のパッケージがとにかく可愛らしい。デスクに置いておくだけでも、まるでインテリアのような存在感があります。

中に入っているこんぺいとうも、春日井製菓らしい確かな美味しさ。
小粒ながらもほどよい甘さが広がり、口に含むたびに懐かしさと幸福感を感じます。子どもの頃に食べた素朴な味わいを思い出しながらも、色合いの美しさと繊細な作りは“今の時代のこんぺいとう”という印象です。まさに申し分なくおいしい味わいで、ひと粒ひと粒を大切に味わいたくなります。

実際に、このアデリアレトロこんぺいとうを会社の女性陣にプレゼントしてみたところ、予想以上に大好評でした。
「可愛い!」「開けるのがもったいない!」という声が次々と上がり、皆の机の上で小さな“お菓子ギャラリー”ができあがったほどです。ちょっとしたお礼や季節のご挨拶、イベント時の差し入れにもぴったり。手頃な価格帯なのに、センスの良さを感じさせてくれるのも嬉しいポイントです。

個包装や瓶のサイズ感がちょうど良いのも好印象です。
大きすぎず小さすぎず、持ち歩きにも便利で、もらう側にも負担がありません。瓶タイプなら食べ終わった後も小物入れやインテリアとして再利用できるため、環境にもやさしく長く楽しめるのが魅力です。

このように、春日井製菓とアデリアレトロのコラボは、味とデザインの両方で多くの人を笑顔にしてくれる商品だと思います。老舗菓子メーカーの技と、昭和レトロを現代風に取り入れるブランドの感性が見事に融合したこのこんぺいとうは、“見て楽しい・食べてうれしい・贈って喜ばれる”三拍子そろったギフトアイテムです。老舗企業がたくさんある愛知恐るべし。

もし、最近ちょっと気分を上げたい時や、職場の仲間に感謝を伝えたい時があれば、この春日井製菓×アデリアレトロのこんぺいとうを選んでみてはいかがでしょうか。
懐かしくも新しい味と、心躍るデザインが、きっと日常に小さな幸せを運んでくれるはずです。

もう、店頭では見かけないのが惜しいですが、次はアデリアの瓶に金平糖を入れようと思います。